FORTIS

Stratoliner Ceramic a.m.
ストラトライナー セラミック a.m.

42mm / Ref.401.26.32M

フォルティスのコレクションの中で、“ストラトライナー”というモデル名を冠したクロノグラフは、1962年から空や宇宙でのミッションで貢献してきたモデルです。もともと“成層圏”を意味する“Stratoshpere”から命名されたこのモデルは、当時、上空2万メートルの成層圏内を飛行する偵察機のパイロットたちにも使用されていました。
2017年に誕生した新型のストラトライナーでは、すべてのパーツに手を加え現代的に仕上げられています。直径42mmのポリッシュとヘアラインのコンビ仕上げのステンレス製ケースには、正方形と長方形を組み合わせたシンプルで明快なダイヤルが搭載され、最適な視認性を誇ります。スチールとセラミックスの2種類のタキメーターベゼルそれぞれに、ホワイトとブラックの2色のダイヤルバリエーションがあります。
このセラミックス製ベゼルを搭載した「ストラトライナー セラミック a.m.」は、ブラックベゼルとコントラストを成すホワイトダイヤルにベージュのアプライドインデックスが印象的なモデルです。夜光処理により暗所ではダイヤル全体がグリーンに光ります。

スイス製自動巻ムーブメントCal.UW-50(48時間パワーリザーブ)、28,800振動、時・分・秒(スモールセコンド)表示、デイデイト表示、クロノグラフ(30分積算計、12時間計)、タキメーター、アプライドインデックス、ダイヤルは暗所でグリーンに光るスーパールミノバ仕上げ。
ステンレススチールケース&ブレスレット、セラミックス製ベゼル、スクリューガード付きねじ込み式プッシャー、シースルーバック、両面無反射サファイアクリスタル、10気圧防水。
※生産終了

地球をとりまく成層圏は、海面から15~50kmの高さに存在する大気層です。そのすぐ下の対流圏(0~15km)と成層圏の境目を対流圏界面といいますが、ここではオゾンが紫外線を吸収し電磁波が熱変換されるため、温度が-60℃から0℃まで上昇します。1960年代に活躍したアメリカ・ロッキード社製「ロッキードU-2」に代表されるような偵察機は2万メートル上空を飛行するため、確かな操縦技術がパイロットに求められました。「ロッキードU-2」の “U”はユーティリティ(Utility)に由来し、汎用機を表す任務記号でした。偵察機であることを当時のソビエトに悟られないよう、表向きは汎用機の様相を呈していたからです。このような偵察機はレーダーから忽然と消えるため、フォルティスは「ストラトライナー」をスペースウォッチと位置づけました。