15. DECEMBER 2017

火星への準備

AMADEE-18(アマディ18)火星模擬ミッションの公式タイムキーパー

2018年2月、オーストリア宇宙フォーラムは、 オマーン・ナショナルステアリング委員会の協力を得て、オマーン南部のドファール地区において国際的な火星疑似実験を行います。オーストリアのミッションサポートセンターの指揮のもと、宇宙服に身を包み狭視野状態のクルーが、将来人類が挑戦するであろう火星ミッションに備えて実験に挑みます。その内容は、工学、惑星探査、天文学、地質、ライフサイエンスなど、多岐に渡ります。

誇りあるミッションの公式タイムキーパーとして、フォルティスはミッションの公式ウォッチ「オフィシャル・コスモノート AMADEE-18クロノグラフ」を製作しました。このモデルは、大規模ミッションのすべての実験をサポートします。

火星地表を想起するような環境でのフィールドリサーチは、実地訓練的な経験を積み、地球外惑星の地表で行うリモートオペレーションの利点と限界を理解することができるので、大変有効な手段です。

このミッションは次のようなポイントを意図して計画されています :

  1. 人間参加型コンピューティングを組み込んだ火星疑似環境における、装備、手順およびその流れを検証する機会
  2. リモートサポートチームの状況認識向上を目的とした、生命探査または地球物理学的テクニックや、惑星探査機の地形テストのためのプラットフォーム
  3. 火星の砂漠や極地生活を想定したモデル地域として実施するテストの検証
  4. 惑星科学への理解を深める支援のためのプラットフォームを提供

ミッションの行程

◆2017年5月~12月 : アマディ18特別訓練

◆2018年2月1日~7日 : アマディ18準備

◆2018年2月8日 : アマディ18開始日

◆2018年2月8日~28日 : アマディ18シミュレーション期間

◆2018年5月25日~27日 : アマディ18科学ワークショップ

ベースライン

現地でのミッションが実際に行われるのは2018年2月です。事前に行われた12の火星模擬演習に基づいて、オーストリア宇宙フォーラムは一貫した戦略を実行に移す計画的ロードマップを確立すると同時に、サポートのためのインフラを整備し、熟練の航空管制官やグランドハンドリングクルーを結集させました。
リモートサイエンスチームが支援し、オーストリア・サポートセンターの管制官が監修した「フライト計画」に基づいて、実地演習のスケジュールが決まります。メディアのエキスパート集団が、世界に向けてこのミッションを放映する予定です。

オマーンでのアマディ18実験現場

オマーンのドファール砂漠地帯は、国内最大の特別行政地区です。火星の地表によく似た地形で、オマーン南部の塩ドームや古代の川床に代表される古第三紀の始新世層に見られる堆積構造のような様相を呈しています。実験現場の地表は一面が砂と岩でおおわれており、傾斜が多く起伏に富んだ景観です。
実験現場に最も近い都市はサラーラという港町で、2月の平均的な気温は16 - 27度、降水量は10ミリに満たないという気候です。

「オフィシャル・コスモノート・クロノグラフ AMADEE-18」は、2018年春にリリース予定です。

ミッションのカウントダウンは始まっています。

カウントダウンページ

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オーストリア宇宙フォーラム

オーストリア宇宙フォーラム(OeWF):オーストリアのインスブルックに本拠地を置く宇宙に関する専門家や国内外の研究機関、産業界、行政と連携している民間の科学組織です。ボードメンバーは、国際宇宙大学(ISU)と宇宙世代フォーラム(SGF / UN)の卒業生で構成されており、様々な国内外の宇宙関連活動に専門的に関与しています。

公式サイト:http://oewf.org/en/